事業強化は基礎工事が大事!?

事業強化ディレクターの仕事は事業強化の現場監督を担っている、という言い方がしっくり来ると思います。

建物を建てるときにまず基礎工事を施します。
実際に人の目にふれるのは、基礎の上に立った建物です。基礎部分は目には触れません。
事業強化の仕事では、まず事業ビジョンを描きます。
その上に建てられる建物とは、企業であれば商品やサービス、企業活動となります。また広告表現もそれに当たります。
地域であれば、住民の活動や地域活性化の施策といったことでしょう。

そうした事業力の強化に通じる活動の中で、基礎部分の工事を意外と蔑ろにしているケースが見受けられます。

つまり、その企業やその商品を将来どういう姿(事業の将来像)に育てたいかという議論をそこそこにして、企業ロゴや商品パッケージのデザイン、広告表現にばかりが議論されることが多いように思われます。

そういう意味では、私の仕事というのは基礎工事を担っているのは、すぐに目に見える形にはなりませんし、目立つ作業でもありません。

誤解を無くすために付け加えますと、弊社の業務としては基層工事だけでなく、建物である商品力・サービス力の強化や、情報発信力の強化、顧客獲得力の強化も行います。事業強化に関する社内意識の変革など、全てのディレクション業務を担います。

ただし、基礎工事を蔑ろにすると高い建物が立たないように、事業強化も同様で、長期に渡って支持される事業は構築できません。

なので、この基礎工事に当たる事業ビジョン作りは、丁寧に行う必要があります。

もし、ご自身が抱えている事業で、思うように事業力が強くならない、顧客獲得が進まないときは今一度、基礎工事部分まで見直してみてはいかがでしょう。
そこに一貫性がなかったり、関わる人たちのモチベーションが上がる内容になってなかったら、もう一度事業ビジョンを建てなおすことをお勧めします。

それが、5年先、10年先には、高層ビルが建つ大事なポイントですから。

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