これまで、ユーモアは教育や医療の分野で研究され、児童の学習効果の向上や疾患の治癒効果の向上に活用されてきました。
不確実性の高まる時代。「ユーモア思考」を企業経営に活用し、社内に柔軟性と革新性を高め、
タフに柔軟に事業を強化させる企業が欧米を中心に増えています。
今後40年以上に亘って経済成長が見込めない日本国内において、「ユーモア思考経営」による経営革新に、注目が集まっています。
人がユーモアを感じたり、ユーモアを生み出す際の思考プロセスを活用して、
前例のない課題や未知の問題に対して新たな解決方法を見出すための思考ツールです。
ユーモア思考は、一見ネガティブな出来事の中に、成長への力を見出し抜本的な解決を促すことを可能にします。
ユーモア思考を商品企画、事業開発、経営革新、構造改革に取り入れることで、効果とスピードを圧倒的に向上させることができます。
米国では、30年程前からビジネスとユーモアの関係について研究されてきています。
そのため、米国では既にユーモアを企業経営に取り入れている会社が多く、
有名な企業としては、Yahoo、IBM、デロイトグループなどが挙げられます。
日本国内ではユーモアを経営に取り入れている会社は未だ僅かしかありませんが、ユーモアが経営に及ぼす影響は絶大なものがあります。
1.脳内物質「エンドルフィン」が、主体性と積極性を高めます
失敗してもOK!!
人がユーモアを感じたりユーモアを考える時に、脳内にはエンドルフィンという物質が放出されます。このエンドルフィンは、様々な効果を発揮します。
ストレス緩和に役立つだけでなく、ひとの考えを幅広く受け入れる受容性や柔軟性、業務効率を高める集中力を高めます。
こうした受容性や柔軟性が、社内の心理的安全性を高めます。
つまり、「失敗してもOK」という雰囲気が社内に生まれ、社内の主体性が高まったり、積極的な提案が増えたりします。
2.革新的なアイディアが生まれやすくなります
それ、やってみようよ!!
米国の研究で明らかになったことですが、ユーモアを感じた時・ユーモアを考える時に活性化される脳内の領域は、
イノベーティブなことを考えたり、革新的なアイディアが生まれる時に活性化される領域と同じだということが分かりました。
つまり、ユーモアがある会社は、革新的なアイディアが生まれやすいということなのです。そして、エンドルフィンの効果で、
その革新的なアイディアが受け入れやすくなります。
革新的なアイディアが、頭の固いおじさんに全否定され企画から消えていくことがなくなるのです。
3.社内・社外の関係性が短時間で築けます
ユーモアの効果は、人と人の心理的距離を一気に縮めることはよく知られています。
心理的距離が縮まる効果は、社内ではチーム力の向上に繋がります。そして、社外との関係では営業力の向上に繋がります。
これも米国の研究ですが、同じ提案をユーモアを交えて行なった場合と、ユーモアを交えずに行なった場合とで、
圧倒的にユーモアが有った方が成約率が高くなるというデータがあります。
これは、ユーモアによって心理的極理が縮まり、提案を受け入れやすくした結果と分析されています。
「真の発見とは、新しい景色をみつけることではなく、同じ景色を新しい視点でみることである」とは、
フランス人小説家、マルセル・プルーストの言葉です。
現在、多くの企業が現在直面している課題は、これまでの経験の延長線で対処しきれないことが増えてきているということです。
先行きの見通せない中で、「いかに事業を強化させ、経営を安定的に成長させられるか」ということが全ての企業に共通する課題です。
そこで求められるのが、「解釈力」です。
外部環境の著しい変化、社内外のアクシデントなどを、どう解釈するか。それ次第で対応策が変わります。
様々な出来事にどういう解釈を付け、幅広い選択肢から最善の策を選び取る力が試される時代に入ってきました。
その解釈力を高める思考ツールが「ユーモア思考」です。
経営者から現場社員がユーモア思考をフル活用して解釈力を高める企業が、
タフに、そして軽快に時代の変化を楽しみながら成長していくのです。
会社と仕事をもっと面白く、もっとワクワクできるものに変え、企業と経済の新時代を開く。
そして、経済の活性化を実現するプロジェクトが「ユーモア思考経営プロジェクト」です。
「ユーモア思考経営を浸透させ、日本経済を成長軌道に乗せること」をビジョンに掲げ、
この理念に賛同いただける企業と共に進めるプロジェクトになります。
少子化から多子化へ。停滞から成長へ。日本の未来は明るい。
プロジェクトの推進を通じて、未来を担う子どもたちが、お父さんやお母さん、お兄さんやお姉さんたちの楽しく幸せに働く姿を目にし、
働くことや仕事することに興味や希望を持てるようにします。
今後40年以上に亘って経済的成長が見込めないと言われる日本において、全国の会社を潤いで満たし職場をワクワクする場に変えることで、
国内経済を成長軌道に乗せていく。
それがユーモア思考経営プロジェクトが描くビジョンです。
〇ユーモア思考経営を浸透させる3つのアプローチ
ユーモア思考経営プロジェクトは、ユーモア思考を浸透させるために、3つのアプローチで進めます。
1. 経営層・事業責任者層向けプログラム
企業、事業トップ層向けのプログラムとして、経営革新とユーモアのスキルを向上する講座をご用意しました。
経営革新のスキルもユーモアのスキルも、筋肉と同様に鍛えれば誰でも身につけることのできるスキルです。
2. 企業向けの事業強化プログラム
企業向けのプログラムとして、経営革新を加速する「事業強化プログラム」があります。
事業強化の仕組みを社内に構築していただくとともに、
ユーモア思考による革新的なアイディアを生み出す企画法や営業術などを実践的に習得いただきます。
3. 社会全体にユーモア思考を浸透させる取り組み
ユーモア思考を浸透させることでビジネスシーンに潤いを生み出すことができると考えています。
マスコミへは、ユーモア思考経営を推進する企業への積極的な取材要請を図ります。
また、経営サミットや企業表彰などを通じて、ユーモア思考経営への理解を促します。